会社内で500部以上印刷する場合は、ネット通販印刷に依頼することでコスト削減に大幅に貢献できると紹介しました。
今回は、なぜラクスルを含めたネット通販印刷が安いのかをまとめてみました。
営業マンが不要のため、人件費がかからない
印刷会社に印刷を依頼する場合と、ネット通販印刷で印刷を依頼する場合とで印刷工程を比較してみました。
印刷会社にチラシやフライヤーの印刷依頼をする場合の工程
- 電話・メールで見積もり依頼
- 見積もりが最安の印刷会社に依頼
- 作成データのお渡し
- 変換・印刷データの確認
- 印刷
- 発送
上記の工程のうち少なくとも、作成データをお渡し、変換・印刷データの確認、発送時には営業マンが対応しなければなりません。
その分、人件費が余分にかかってしまうのです。
ラクスルをはじめとした格安ネット通販印刷の工程
- 作成データをネットより入稿
- 変換・印刷データの確認
- 印刷会社にお渡し
- 印刷
- 発送
上記の工程では、データのやり取りがインターネットを介して行えるため非常にスムーズかつ営業マンの人件費が不要となります。
納期に余裕を持たせることで1700の印刷会社に割り振れる
ラクスルでは、変換・印刷データの確認から印刷物の発送までの期間を1~10日とかなり幅を設けています。
当然、期間が短ければ短いほど単価は高く設定されているため、1日後発送と10日後発送では全く値段が異なってきます。
<参考>A4片面カラーコート紙90kg 1000部
1日後に発送の場合:6300円
10日後に発送の場合:2000円
長い場合は約10日の猶予期間をもらうことで、半額以下にコストを抑えることができます。
ラクスルは1700の印刷会社と提携をしています。
10日という猶予期間があれば、その混雑状況に応じて効率的に仕事を振ることができるため、安く印刷できるのです。
一度に多くの依頼を受けることで、“版”をうまく割り当てられる
印刷工場では、アルミでできた”版”と呼ばれる型を最初に作らなければなりません。
100部印刷する場合、10000部印刷する場合、いずれも最初に版を作成します。
この版を作成する際にコストがかかるため、印刷部数が多いほど1枚あたりの単価が安く抑えられるのです。
この版の大きさはA1サイズに余白を足した全判や菊判といったサイズが使用されます。
A1サイズとはA4サイズ8枚分のサイズです。
仮にA4サイズの注文が3社から次のように入った場合を考えてみましょう。
- a社:5000部、b社:1000部、c社:2000部
1版=A4サイズ8枚分を次のように割り当てます。
- a社:5枚分、b社:1枚分、c社:2枚分
こうすると、1版にa・b・c社すべての用紙が収まり、合計1000部印刷すれば3社ともの印刷物が完成するのです。
つまり、一度に多くの会社から、注文を受けることで、版を効率よく使用することができるのです。
ラクスルが安い理由まとめ
- 営業マンの人件費が不要
- 印刷会社に効率的に仕事を振ることができるため
- 版を効率よく使用することができる
[ラクスル公式ホームページ]